■おもしろグッズ!
ユニークなおもしろグッズをおさかなの物語で紹介してます。

《こんな商品です》
今回ご紹介するのは、かんたんに言えば「タイムカプセル」です。
みなさんも、うめたことがあるかもしれませんね。
ですがこのタイムカプセル。10年後、20年後も大丈夫でしょうか?
うめた場所を忘れてしまったり、工事で掘り起こされて、こわれてしまったら……!
そんなことないと思うでしょうが、実際あるんです。
(行方不明のタイムカプセルが工事中に発見されてニュースになることも)
この「思い出カプセル便」は、その点安心してあずけられます。
まず申し込むと、思い出をつめるための封筒が届きます。
手紙はもちろんのこと、DVDやビデオも入れられます。
大きさは、名前もユニークな3種類です↓
「ひぃ(小)」「ふぅ(中)」「みぃ(大)」
一番小さい「ひぃ」でも、便せんで10枚。100gまであずかってくれます。
思い出は、温度管理のしっかりされた倉庫で大事に保管されます。
最長の保管期間は20年。
思い出をいつ手元に戻すか、だれに届けるかは自由です。
もう学生ではないという方も、未来の自分に手紙を出してみてはいかが?
今の夢や考え方が、未来の自分にはどう見えるでしょうか。
学校のクラスや会社など団体向けには、「小包」もあります。
↓お話のように、みんなでワイワイしながらつめるのもおもしろいですよ。
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「きす君はなにを入れるの?」

「いそめ祭りのときみんなでとった写真と、お気に入りの限定りっぷなの。
きっと未来では、もう売ってないなの。まーちゃんはどうなの?」

「う〜ん……」

「アルバムを入れておいたらどうなの?
シマ君、まーちゃんのアルバムをいっぱい持ってるなの」

「わざわざ入れなくても、いっぱいあるシマ!
お気に入りのものは、そばにおいておきたいし……こまったシマ」
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学校から帰ったまーは、兄のらくだに相談してみた。

「大事なもの……ぼくはなにをいれたらいいシマか?
先生は、未来のぼくに手紙を書けばって言ってたけど、
書きたいことなんてなんにもないシマよ」

「まーちゃん、夢がないなぁ。いそめでも入れておくシマか?」

「にょろっ(訳:えっ、ぼく?)」

「オレはビールを入れておいたぜ。
大人になったら、まっさきに飲めるようにな」

「にーちんはなにを入れたシマか?」

「ん? もう忘れたシマ」

「忘れるほど昔でもないだろ。
好きだったメスの写真でも入れたのか?」

「そんないいものじゃないシマよ」

「なにを入れたシマか? 教えて教えて!」

「だめシマ。入れるものは自分で考えるシマよ」
だれもいないことを確認して、らくだは手紙の封を開けた。

「あのふたりに見られなくて、よかったシマ」
『ぼくはぱくだ兄ちゃんが大好きです。
だから、兄ちゃんへの手紙をカプセルに入れるシマ。
ぱくだ兄ちゃんへ
兄ちゃんがいそめをとって来てくれたおかげで、
ぼくはこんなに大きくなったシマ。ありがとう。
狩りがうまくて、ケンカが強い兄ちゃんはぼくの自慢です。
この手紙を開けたとき、ぼくはどんなおさかなになってるシマか?
兄ちゃんのように、強くてかっこいいおさかなになっていたいです。
この手紙を読んだら、いっしょにビールを飲もうね。
シマシマらくだ』

「稚魚のぼくは、どうしてこんな手紙を書いたシマか。
あんなにこき使われたんだから、恨みを書けばいいのに」
らくだは首をかしげ、

「こんなもの見られたら、大変シマ」
手紙を破こうとして――やっぱりやめた。なんとなく惜しい気がしたのだ。

の声「にーちん、ごはんシマよ!」

「今行くシマ!」
らくだはこたえ、手紙を元あった本のあいだにしまった。
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