おもしろグッズ「第8話:迷子にならないリュック」――悪魔(天使)のリュック〜おさかなの腹ペコ好奇心〜

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 ユニークなおもしろグッズをおさかなの物語で紹介してます。

第8話:「迷子にならないリュック」 ――悪魔(天使)のリュック――


 《こんな商品です》

 今回のお話↓のように、お子さんが迷子になってしまうことはありませんか?
 そんなとき、この「迷子リュック」があれば目印として役にたちます。
 
 AngelDept社製で、悪魔と天使の2種類があります。
 (アクマリュック、天使のリュック)
 1〜2歳の赤ちゃんむけですが、
 大きな天使・アクマリュックもあり、こちらは2〜4歳のお子さん用です。

 かなり目立ちます。やはりそのせいでしょう。子ども用のみの販売です。
 仮に身につけたとして、街中で浮くことまちがいなし(笑)
  (大人用に、似た感じの天使・悪魔リュックを発見!なかなカジュアルです)

 なお、おそろいで、天使or悪魔のぼうし(キャップ)もあります。
 リュックとそろえてみてはいかがでしょうか?
 贈りものとしてもよろこばれているそうです。

 AngelDept社では、同じ商品で「てんとう虫」や「みつばち」のシリーズもあります。
 エプロンやくつが出ているシリーズでは、全身コスプレが可能です。

《登場するキャラクタ》

「まー」「らくだ(シマ)」「いそめ」「ぱくだ」「かすみ」「きす」です まー らくだ(シマ) いそめ ぱくだ かすみ
きす  →★大きいイラストとプロフィールはこちら!
 おさかなの顔にカーソルを当てると、名前があらわれます

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旅立ちの朝がやってきた――。


いそめ 「にょろー、にょろろ〜〜!(訳:まーちゃん、いっちゃだめだよ〜!)」
まー 「いそめちゃん。ぼくだって、野生のおかさなシマ。
これはぼくが超えるべき試練シマ。行かなければいけないシマよ」

まーは泣きつくいそめを振りはらい、すみかをあとにした……。

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  らくだ(シマ)
「まーちゃん、別れはすませてきたのか?」
まー 「うん……。泣いて止めようとして、ちょっとかわいそうだったシマ」
ぱくだ 「甘い気持ちを捨てきれないなら、やめておけ。怪我をするぞ」
らくだ(シマ) 「まーちゃんには、やっぱり早いんじゃないシマか?
 あいては凶暴で気が立ってるし、もし怪我でもしたら」
まー 「大丈夫シマ! ぼくは行くと決心したシマ。
 ――さあ、出発シマよ。いそめ祭りに!」
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   〜いそめ祭りとは〜
 年に2回行われる、いそめ食い放題のお祭りです。
 シマシマの集落にはたくさんの養殖いそめが放たれ、食い放題(笑)
 でも中には、狂暴ないそめや、シマシマよりも大きいいそめもいます。
 ケガをするさかなが多いため、小さすぎる稚魚(ちぎょ)は参加できません。
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   祭りには、仲間たちもさそって参加することにしていた。

きす 「まーちゃん、おはようなの」
まー 「ずいぶん大きいリュックだね、きす君」
きす 「いっぱいいそめをつかまえて、食費を節約するなの」
らくだ(シマ) 「あさましいシマね」
きす 「シマ君こそ、なにを持ってるなの? ヤリを使うなんて卑怯なの。
おさかななら、自分のキバでエサをしとめるなの〜」
ぱくだ
「きすの言うとおりだな。もっともこいつに、狩りの才能なんてないが」
らくだ(シマ)
「う、うるさいシマね! 肉弾戦が得意なアイドルがどこにいるシマか」


そこに、お嬢さまのかすみが遅れてやってきた。

かすみ
「こんにちは。――あら! まーちゃんのリュックかわいいわ。羽が生えてるのね」
まー
「アクマ羽のリュックシマ。にーちんのカードで買っちゃった」
かすみ
「私も祭りは初めてなの。いっぱいつかまえましょうね」
ぱくだ
「ちゃんとキバはといできたか?」
かすみ
「ぱくだ様、わたくしもさかなです。キバくらい、自分でとげますわ」
らくだ(シマ)「それじゃ、まーちゃん。 ぼくは開会式の出番があるから、先に会場に行ってるシマよ。
今日はさかなが多いからな、みんなからはぐれるなよ」
まー
「ちゃんとにーちんが戻ってくるまで、待ってるシマ」


いそめ祭りの開会式は、恒例の長老のあいさつからはじまった。
……しかし10分がすぎ、20分がすぎても、あいさつはまだ終わらなかった

ぱくだ 「さて、オレは先に行くぜ」
かすみ 「ぱくだ様。長老のありがたいお言葉を最後まで聞かないと――」
ぱくだ 「狩りは場所とりがなにより大事だ。先に動いて当たり前だろ」
かすみ 「ぱくだ様! ……まーちゃん、きすちゃん。ごめんなさい。わたしも行くわ。
らくだちゃんが来たら、携帯を呼んでね」

かすみも、ぱくだのあとを追って行ってしまった。
残されたまーときすも、たいくつの限界だった。

まー 「…………。まだ終わらないシマか? 長いシマね」
ね、きす君。ちょっとそのへん見てこようよ。屋台がいっぱいあるシマ」
きす 「でも、シマ君が待ってろって言ったなの。
それに長老の次は、シマ君のあいさつなの」
まー 「ちょっと見て、すぐここに戻ってくればいいシマ。
ぼく、もう待ちきれないシマ!」
きす
「まーちゃん、待つなの〜!」

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長老「とにかく、みなさん怪我のないように。祭りを楽しんでくださいシマ」

ようやく長老のあいさつが終わった。拍手がわきおこる。
長老は満足にうなずき、舞台をおりた。
しかし、拍手よりため息が大きかったことに、耳の悪い彼は気づかなかった。

らくだ(シマ) 「さ、ようやくぼくの番シマ。
一族のみんなに、アイドルから激励のあいさつを贈るシマよ」

舞台にむかうらくだの前に、スタッフが飛んできた。

「申し訳ありません、シマさん。シマさんの出番はなくなりました」
らくだ(シマ) 「えっ?! この1月考え抜いたあいさつは、どうなるシマか?!」
「長老の話があまりに長引いてしまったため、あとがつかえてまして……。
この後にスポンサー達のあいさつが待ってるんですよ。どうかかんべんして下さい」
らくだ(シマ)
「スポンサーとアイドルと、どちらが大事シマか?!」

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一方。はじめてのいそめ祭りに、まーははしゃいでいた。
きすが何度言っても、会場に戻ろうとしない。

きす 「まーちゃん、みんな移動をはじめてるなの。
きっと開会式が終わったなの。シマ君が心配してるなの。戻るなの〜」

あれほどいたさかなたちが、ずいぶんとへっていた。
屋台も店をたたみはじめているのに、ようやくまーも気づいた。

まー 「じゃあ、さっきの屋台のいそめ焼きを買って戻るシマ。
 みんなに買って帰るシマ」
きす
「まーちゃん、急ぐなの。急ぐなの」

そのとき、あたりの水がゆらゆらと揺れはじめた。

まー
「ん? 地震シマか?」
きす
「まーちゃん、あれを見るなの!」


いそめ「じょろ〜〜!」「にょろ〜〜!」


色もさまざまな大量のいそめが、津波のごとくむかってきた。
2匹の稚魚は、ちょうど彼らの通り道にいたのだ。
いそめといえば、元気のないスーパーのいそめか、
のんびりしたペットのいそめしか見たことがなかったまーは、すっかり驚いてしまった。

きす
「まーちゃん、逃げるなの! 早く!」
まー
「き、きす君……! うわぁぁ……」
きす
「まーちゃん!」


震えて動けないまーに、きすは体当たりをした。
あわてて泳ぎだしたまーの後ろに、いそめの波がせまってくる。

稚魚では、とてもいそめを倒せない。
追いかけてくるいそめから、まーは必死で逃げた。

そしてふと気がつくと……知らない海域へ迷い込んでしまっていた。
となりに、きすはいなかった。誰もいなかった。
いくらあたりを泳ぎまわっても、誰も見つからなかった。

まー 「ううっ……携帯落としちゃったシマ……。
いそめちゃん、今頃どうしてるシマか……?
にーちん、どこシマか? きす君! ぱくだ兄ちゃん!」
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ぱくだ
「そこだ、かすみ! 体当たりしろ!」
かすみ
「えいっ!」
ぱくだ
「よし」

ぱくだは気絶したいそめを、すばやく背中の袋におさめた。

かすみ 「まあ、いそめの体液でスカーフがべちょべちょ。
ふふ、でもおもしろいですわね。いそめ狩り。病みつきになりそう」

スカーフだけではない。キバがのぞく口元も、頭も体も汚れていた。
それに、いそめにかまれた傷がいくつもついていた。

――いやになって逃げ出すと思っていたが、誤算だったな……。
体中よごれて傷をつくって、それでも笑っているかすみが
ぱくだには不思議だった。

かすみ
「もうずいぶんたつのに、まーちゃんたちから連絡ありませんわね」
ぱくだ
「らくだといっしょにまわってるんだろ」

かすみは、まーの携帯を呼んでみたが出なかった。
そこで、らくだにかけてみた。

らくだ(シマ) 「お姉さん。まーちゃんは、そっちにいるシマか?」
かすみ 「いいえ。わたしもまーちゃんにかけてみたけど、つながらないの。
迷子になったのかしら……」
ぱくだ
「本部のパトロール隊に言って、探してもらうしかないな」
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〜いそめ祭り本部〜

隊員「その稚魚の特徴はありますか?」

らくだ(シマ) 「ちっちゃシマ、かわいいシマ!」
ぱくだ 「それじゃ、わからねーだろ」
らくだ(シマ) 「そんなこと言ったって、おさかなはみんな似ているシマ!!」
かすみ「まーちゃん……」

そこに、きすがやって来た。

きす
「あ、シマ君なの! まーちゃんはいるなの? いないなの?」
らくだ(シマ)
「いないシマよ。一緒じゃなかったシマか?」
きす
「屋台を見ていたら、いそめがわーっと流れてきたなの。 逃げるうちに、まーちゃんとはぐれちゃったなの」
らくだ(シマ)
「ああ、まーちゃん、まーちゃん……!」

つながらないまーの携帯を、らくだは呼びつづけた。――と、かすみが声を上げた。

かすみ 「……そうだわ。まーちゃんのリュックに、羽がはえていたわ!」
らくだ(シマ) 「そうシマ! かわったリュックを見つけたって、通販してたシマよ。
悪魔の黒い羽がついたリュックシマ」

隊員「それだったら、目印になりそうですね。すぐ探しに行きます」

らくだ(シマ)
「お願いするシマ」
 
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そして、数時間後――。

まー
「うわぁぁっ、にーちん!」
らくだ(シマ)
「まーちゃん、どこに行ってたシマか!」
まー
「いそめがあんなに怖いなんて、知らなかったシマ。あぅ、あぅ……」
きす
「よかったなの。無事でなによりなの」
ぱくだ
「腹もへったし、一度すみかに帰って飯にしよーぜ」
かすみ
「わたくしたち、10匹もつかまえましたのよ。鍋にしましょう」
まー
「うん……。いそめちゃんに、チョコバナナ買って帰るシマ」


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「にょろろん♪」(訳:おはなしの目次に戻るよ〜)           「にょろろろ〜〜(訳:さいしょのページに戻るよ〜)」
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