■おもしろグッズ!
ユニークなおもしろグッズをおさかなの物語で紹介してます。
■第5話:「その人気者、極悪人につき要注意」
――デビルマウス&デビルダッグ――
登場キャラは、「らくだ(シマ)」と「まー」と「いそめ」と「きす」と「ぱくだ」と「かすみ」の6匹です
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学校からの帰り道、まーときすは見知らぬお姉さんに会いました。
どうやら、らくだを探しているようですが……。
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「あのっ。ぼうやたち、ちょっといいかしら?」

「お姉さん、シマシマ族シマか?」

「シマシマの形をしているけど、シマがないなの〜」
首にスカーフをまいたメスのおさかなは、上品にほほえんだ。

「生まれつきシマがないけれど、わたしもシマシマ族よ。
それで、あの……アイドルのシマシマラクダさんのすみかはご存知かしら?
このあたりと聞いたのだけど、迷ってしまって……」

・

「!!」

「知ってるも何も、らくだはぼくのにーちんシマよ」

「お姉さん、もしかして。シマ君のファンなの?
やめておいたほうがいいなの。
シマ君はルックスも悪いし、とても意地悪で…」

「きす君、しっ!
お姉さん、兄にご用ならぼくが案内するシマ」

「いえ、わたしは……」

「こんなきれいなお姉さんがファンだなんて、ぼく鼻が高いシマ!
きす君、お姉さんの荷物を持ってあげて。ぼくはにーちんの携帯を呼ぶシマ」

「お姉さん、きす君がお持ちするなの〜。ん、こっちはケーキなの?」

「ええ。あとでいっしょに食べましょうね」
携帯をかけようとしていたまーが、ふっと顔を上げた。

「お姉さん、名前はなんていうシマか?」

「わたしの名前は、シマシマかすみ――」
一瞬ためらったのち、かすみは言葉を続けた。

「――まーさん。わたしは、らくださんではなく、ぱくだ様に会いたいのです」

「まーちゃん、なにかあったのか? 着信があったから、飛んで帰ってきたぞ!」

「にーちんに用はなかったシマ」

「ぱくだお兄さんを待ってるなの」

「ぱくだ兄ちゃんに、お客さんシマか? ぼくじゃなくて?」

「こんにちは、らくださん。お邪魔しています」

「かすみお姉さんは、お兄さんにラブラブなの〜」

「……!」
かすみはほおを赤くして、うつむいた。

「にょろ〜(訳:赤くなってるの〜)」

「きす君も、いそめちゃんも、お姉さんをからかすのはやめるシマ!
うちのお嫁さんになる、大事なおさかなシマよ」

「まーさん……!」

「まーさんじゃなくて、まーちゃんと呼んでほしいシマ。お姉さん」

「ふぅ……(まーちゃんが、一番恥ずかしいな……)」
気を取り直して、らくだはかすみに話しかけた。

「お姉さん、ぱくだ兄ちゃんを好きだったメスはいっぱいいるシマ。
みんなかわいいおさかなばかりだったシマ。でもだれも残らなかったシマよ」

「お兄さん、モテるなの〜」

「はじめて聞いたシマ!
自分より人気があるのがくやしくて、にーちん話さなかったシマね」

「にょろ(訳:シマはぜんぜんモテないの)」

「ぱくだ兄ちゃんがカッコいいとか、クールとかいうけれど、それは表の顔シマ。
1枚ぺろりと皮をはがせば……出てくるのは、鬼や悪魔をこえた極悪魚シマ。
いたいけな弟をあごで使い、1日中飲んだくれる。
そこらを泳げば、イソメはもちろん、おさかなだって道をあける乱暴者シマ」
らくだは、真剣な目で身ぶりヒレ振りでかすみに説明した。
はじめはまじめに聞いていたかすみだったが、こらえきれなくなってふきだした。

「うそだと思ってるシマね? ほんとうシマよ?」

「鬼や悪魔をこえた極悪魚って、だれのことだ……?」

「にょっ!(訳:出たっ!)」

「ぱくだ兄ちゃん?! か、狩りはどうしたシマか?」

「だれのことかって、聞いてるだろ?」

「ぱくだ様――。わたしのこと、おぼえていらっしゃいますか?」

「?」

「かすみお姉さんシマよ」

「知らねー」

「……そうですか……」

「お兄さん、レディーにはもっとやさしくしないとだめなの!」

「お姉さん、ぱくだ兄ちゃんの帰りをずっと待っていたシマよ?」

「いいえ、いいの。きっとおぼえてないと思っていたから……」
かすみは稚魚たちに寂しげにほほえみむと、ぱくだに向き直りヒレ(手)をついた。

「?!」

「ぱくだ様! わたし、シマシマかすみといいます。
はじめてお会いしたときから、ぱくだ様に夢中になりました」

「すごい……!」

「にょろろ〜(訳:積極的なの〜!)」

「まずはお友だちになってください。あの――」
ぱくだの目はきびしいままだった。恥ずかしさがこみあげて、かすみは弱気になった。

「……これからも時々、会いに来てよろしいでしょうか……?」
…………
…………
…………

「いいぜ。ただし、手みやげは忘れるなよ」

「おおぉ……!」

「お姉さん、よかったシマね!」

「ありがとう、ぱくだ様。わたし、うれしい……」
喜ぶかすみを見て、らくだは不安になった。
かすみと同じようにぱくだの元に来て、去っていったメスを何匹も知っていた。

「ぱくだ兄ちゃん。今度は、あのお姉さんにみつがせるつもりシマか?」

「これまでも、今回も、オレがたのんだわけじゃないぜ。
(しっかし、へんなメスだな……。まあいい、当分みついでもらおう)。
――で、今日はなにを持ってきたんだ?」

「冷蔵庫に、ぱくだ兄ちゃんの分のケーキが入ってるシマよ。食べるシマか?」

「甘いものに興味はないな」

「きっとそう言われると思って、ぱくだ様にはこれを持ってきました。
甘いものが嫌いな方に喜んでもらえるものって、なかなか思いつかなくて……」
かすみは、ラッピングされた箱をぱくだの前に差し出した。
ぱくだはリボンをほどき、中を開けた。

「おっ」

「お姉さん、これは……これは……?!」

「にょろ!(訳:すごい目つき!)」

「
きす君にも見せてなの。おぉ〜! こん棒持ってるなの〜!」

「少し大人むけの、ミッキーとドナルドの置き物です」

「ん、商品のご案内が入ってるシマ」
らくだはご案内を読んでみた。
『史上最凶、傍若無人の極悪マウスとダック、来日決定!
「買ってもらわなくても結構だ、クソ野郎ども!」』

「らくだ。こいつら玄関にかざっておけ。マスコミ連中がきたとき、話題になるぞ」

「……(これはぱくだ兄ちゃんに対する挑戦状シマか?)」

「この置き物、細かいところまでこだわっていますの。
まず、このゆがんだ眼差し。相手にスキがないか、にらんでいらんでいますのよ。
それから、このドナルドのこん棒。まーちゃん、なにに使うと思う?」

「そ、それは……」

「にょろ〜?(訳:なんに使うの?)」

「ふふふ。まーちゃんは、そんなことしちゃだめよ。
そして、このつき出たおなか。彼らはデビル。なんでも食べてしまうの。
グルメに見えて実は雑食というところが、シマシマ族に似てますわね」

&

「似てない似てない」
―――プルプルプル。
だれかの携帯が鳴った。

「ちょっと、ごめんなさい。
――はい、かすみです。ええ、そろそろ戻ります」

「もう行っちゃうシマか?」

「ごめんなさい。魚(ひと)を待たせているの」

「きす君、途中まで送っていくなの〜」

「ありがとう。でも、迎えに来てくれるから大丈夫よ。
――ぱくだ様。またお会いしましょうね……」

「おう。また期待してるぞ」
かすみは、あわただしく出て行った。

「あのお姉さん、ただ者じゃないシマね」

「ぱくだ兄ちゃん、いったいどういう知り合いシマか?」

「さあな……」
管理人のおすすめポイント!
極悪面です。ハンパでなく、極悪面です。
「買ってもらわなくても結構だ、糞野郎ども!」と言い切っているのも、さすが悪人です。
これはもう、玄関の人目につくところにおくしかないでしょう(笑)。
ご近所さんも、宅配のひとも、目が釘づけになるのは間違いなし!
なお、このミッキーとドナルドですが色や服が異なるバージョンが何種類かあります。
注文すると、お店のほうで任意で1対ずつ選んでくれます。
★よし! さっそく玄関においてみよう!★