おもしろグッズ「ふしぎなインカの神様――エケッコおじさん」 〜おさかなの腹ペコ好奇心〜

好奇心トップへ戻ります

おもしろグッズ!

 ユニークなおもしろグッズをおさかなの物語で紹介してます。
  ★おさかなの顔にカーソルを当てると、名前があらわれます★

「第12話:ふしぎなインカの神様――エケッコおじさん」



《こんな商品です》

エケッコおじさんって、知ってますか?

なんでも願いごとをかなえてくれる、ありがい人形です。

見かけは怪しいおじさんですが、これは仮の姿。

実は、インカの神様なんです!
なるほど。毛糸のぼうしとおしゃれな口ひげが、ちょっと民族チックです。

この神様はとても心の広い方です。

牛やイモなど、原住民の方がほしがるものはもちろん。
お金や車など、欲望丸出し(笑)のものをお祈りしても受け止めてくれます。

お祈りの仕方も、いたってシンプルです。

あなたのほしいもののミニチュアを、おじさんに身につけるだけ。
価格も1500円程度とお手ごろです。

ユーモラスな表情に、見ているだけでも元気が出てきます。
(格安なストラップ版もあります。右の写真がそうです)

お話のように、ちょっと落ち込んでいるときそばにいてほしい神様です。
--------------------------------------------------------------------

きすの大好きな、焼きいもの季節が終わろうとしていた……。

焼きいも売りのおじさん
「じゃあな、きす公。また冬になったら会おうぜ」

きす 「おじさんに会えないと、とってもさびしいなの。
もっといてほしいなの」

焼きいも売りのおじさん 「おいおい、きす公。だれが夏に焼きいもを買うんだい?
おまえさんくらいしか、いないじゃないか。
また冬に、シマシマの子と買いにおいで。じゃあな!」

だれもいなくなった公園に、きすはひとりぼっちだった。

きす「さびしいなの。火星(ふるさと)が恋しいなの……」

ひとり公園にたたずんでいると……だれかが後ろから近づいてきた。

かすみ 「あら、やっぱりきすちゃんじゃない。
まーちゃんはどうしたの? いっしょじゃないの?」

きす 「……まーちゃんはあたらしい友だちと遊んでるなの。
きす君とまーちゃんは、4月からちがう組になったなの」

かすみ
「でも組がちがっても、友だちは変わらないわ」

きす 「きす君は他の白きすより白いし、くちびるも大きいから、
みんな気持ち悪いっていうなの。宇宙魚だから怖いっていうなの。
きす君といると、まーちゃんまで嫌われるから……もう遊べないなの」

きすの白いほおに涙が光っていた。

かすみ 「そんなことないわ。ほら、泣かないで。
いっしょに、まーちゃんのすみかに行きましょう」

きす
「行かないなの」

かすみ
「……そうだわ、きすちゃんの味方になってくれるいい物があるの」

公園の前にとめてある車に戻ったかすみは、奇妙な人形を持ってきた。
毛糸のぼうしをかぶり、肩にいくつもの袋をのせている。

きす
「この派手な人形はなんなの?」

かすみ 「これは、エケッコおじさんっていうの。
みかけはちょっとセンスのないおじさんだけど、インカの神様なのよ。
ほしいものをこの神様につけてあげると、願いがかなうの。

かすみ たとえば、この肩に背負ってる車のミニチュア。
車がほしいひとは、これを神様につけてあげるの。
きすちゃんもほしいものをつけて、すみかに飾ってみて。
    よく願い事が叶うって、テレビでも取り上げられたのよ」

きす
「おぉ〜すごいなの。さっそく飾ってみるなのー。ありがとうなの」


その頃。まーは新しいクラスの友達とゲームをしていた。

まー
「きす君も呼んでくるシマ。このゲームやりたがってたシマよ」

そう口にした瞬間、楽しげだったクラスメイトたちの顔が変わった。

サワリャ
「きすって、あの宇宙魚の白きすサワサワ?」
だぼっち
「ぼー。あいつリップぬってるし、不気味なの」
サワリャ
「ぼくらだけで遊ぶサワサワ」

親友のきすがこんなに嫌われていると知って、まーは悲しくなった。

まー 「きす君は変わってるだけで、怖くなんかないし、とてもいい子シマ。
今ここに呼ぶから、よく見るシマ! ――いそめちゃん、電話とって」

いそめ
「にょろ」

サワリャ
「ほんとに来るサワサワ?」

だぼっち 「なんだかドキドキするぼ〜」

稚魚たちの様子をこっそり見ていたかすみは、ほっとした。

――きすちゃんの願いごとは、すぐ叶いそう。

そして。
帰りぎわにのぞいてみると、4匹の稚魚たちは楽しそうに遊んでいた。

▲あたまに戻る


「にょろろん♪」(訳:おはなしの目次に戻るよ〜)           「にょろろろ〜〜(訳:さいしょのページに戻るよ〜)」
Copyright (c) 2006-2007 osakanaharapeko.com All rights reserved