■おもしろグッズ!
ユニークなおもしろグッズをおさかなの物語で紹介してます。
★おさかなの顔にカーソルを当てると、名前があらわれます★
《こんな商品です》
エケッコおじさんって、知ってますか?
なんでも願いごとをかなえてくれる、ありがい人形です。
見かけは怪しいおじさんですが、これは仮の姿。
実は、インカの神様なんです!
なるほど。毛糸のぼうしとおしゃれな口ひげが、ちょっと民族チックです。
この神様はとても心の広い方です。
牛やイモなど、原住民の方がほしがるものはもちろん。
お金や車など、欲望丸出し(笑)のものをお祈りしても受け止めてくれます。
お祈りの仕方も、いたってシンプルです。
あなたのほしいもののミニチュアを、おじさんに身につけるだけ。
価格も1500円程度とお手ごろです。
ユーモラスな表情に、見ているだけでも元気が出てきます。
(格安なストラップ版もあります。右の写真がそうです)

お話のように、ちょっと落ち込んでいるときそばにいてほしい神様です。
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きすの大好きな、焼きいもの季節が終わろうとしていた……。

「じゃあな、きす公。また冬になったら会おうぜ」

「おじさんに会えないと、とってもさびしいなの。
もっといてほしいなの」

「おいおい、きす公。だれが夏に焼きいもを買うんだい?
おまえさんくらいしか、いないじゃないか。
また冬に、シマシマの子と買いにおいで。じゃあな!」
だれもいなくなった公園に、きすはひとりぼっちだった。

「さびしいなの。火星(ふるさと)が恋しいなの……」
ひとり公園にたたずんでいると……だれかが後ろから近づいてきた。

「あら、やっぱりきすちゃんじゃない。
まーちゃんはどうしたの? いっしょじゃないの?」

「……まーちゃんはあたらしい友だちと遊んでるなの。
きす君とまーちゃんは、4月からちがう組になったなの」

「でも組がちがっても、友だちは変わらないわ」

「きす君は他の白きすより白いし、くちびるも大きいから、
みんな気持ち悪いっていうなの。宇宙魚だから怖いっていうなの。
きす君といると、まーちゃんまで嫌われるから……もう遊べないなの」
きすの白いほおに涙が光っていた。

「そんなことないわ。ほら、泣かないで。
いっしょに、まーちゃんのすみかに行きましょう」

「行かないなの」

「……そうだわ、きすちゃんの味方になってくれるいい物があるの」
公園の前にとめてある車に戻ったかすみは、奇妙な人形を持ってきた。
毛糸のぼうしをかぶり、肩にいくつもの袋をのせている。

「この派手な人形はなんなの?」

「これは、エケッコおじさんっていうの。
みかけはちょっとセンスのないおじさんだけど、インカの神様なのよ。
ほしいものをこの神様につけてあげると、願いがかなうの。

たとえば、この肩に背負ってる車のミニチュア。
車がほしいひとは、これを神様につけてあげるの。
きすちゃんもほしいものをつけて、すみかに飾ってみて。
よく願い事が叶うって、テレビでも取り上げられたのよ」

「おぉ〜すごいなの。さっそく飾ってみるなのー。ありがとうなの」
その頃。まーは新しいクラスの友達とゲームをしていた。

「きす君も呼んでくるシマ。このゲームやりたがってたシマよ」
そう口にした瞬間、楽しげだったクラスメイトたちの顔が変わった。

「きすって、あの宇宙魚の白きすサワサワ?」

「ぼー。あいつリップぬってるし、不気味なの」

「ぼくらだけで遊ぶサワサワ」
親友のきすがこんなに嫌われていると知って、まーは悲しくなった。

「きす君は変わってるだけで、怖くなんかないし、とてもいい子シマ。
今ここに呼ぶから、よく見るシマ! ――いそめちゃん、電話とって」

「にょろ」

「ほんとに来るサワサワ?」

「なんだかドキドキするぼ〜」
稚魚たちの様子をこっそり見ていたかすみは、ほっとした。
――きすちゃんの願いごとは、すぐ叶いそう。
そして。
帰りぎわにのぞいてみると、4匹の稚魚たちは楽しそうに遊んでいた。
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