■おもしろグッズ!
ユニークなおもしろグッズをおさかなの物語で紹介してます。
★おさかなの顔にカーソルを当てると、名前があらわれます★
《こんな商品です》
枕元から遠ざけても、机の上においても、どこにおいても、
無意識のうちに起き上がって止めてしまう――。
そんなあなたの救世主が、「空飛ぶ目覚めまし時計」です。
セットした時間がくると、台からプロペラが離陸(!)
アラームを鳴らしながら、部屋を飛びまわります。
ちなみに。ふとんの中から手を伸ばしたくらいでは、つかまえられません。
かなり高速で飛びます。
また、「2度寝」防止策として、スヌーズ機能もされています。
スヌーズ機能とは、一度止めた目覚ましが数分後に鳴りだす機能です。
これにより、一度プロペラを台に戻してもまたアラームが鳴り、
もう一度セットしないとアラームが止まりません。
でも朝から、アラームとプロペラの爆音で目が覚めるなんて……。
さわやかな目覚めとは程遠そうですね。
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「にょろ〜!(訳:朝だよ〜!)」
毎朝さかなたちを起こすのが、いそめの日課だった。

「ZZZ……」

「にょろっ、にょろっ(訳:起きて、起きて)」
いそめはらくだの体に頭突きし、起こそうとした。
――その時、悲劇は起こった。

「う〜ん……ご飯……(ぱくっ)」

「にょっ!!」
寝ぼけたらくだは、いそめの頭にかみついた。
*

「にょろ〜、にょろろ〜(訳:ひどいよ、ひどいよ〜)」
まーに手当てされたいそめは、頭に包帯をまいていた。

「ぼくが気づかなかったら、どうなっていたシマか!
そのままごっくんシマか?!」

「まーちゃん、悪気はなかったんだぞ。
ふと目が覚めたら、よく太った おいしそうないそめがいて、ついぱくっと……」

「野生むきだしのにーちんのところに、いそめちゃんはやれないシマ。
ちょうど新しい目覚ましを買ったから、明日から自分で起きるシマ!」
*
次の朝。
ウィーン! ウィーン!

「うるさいシマね……」
枕元にヒレをのばし、目覚ましを止めようとするがなかなか見つからない。
頭の上でなにやら、うるさい物音もする。

「うるさいシマ、うるさいシマ……」
仕方なくらくだは目をあけた。音をたどり、目覚ましを探す。

「!!」
小さな物体が、天井をぐるぐると飛んでいた。

「飛行機シマか?!」
思わず目を見開いて、プロペラをながめる。
そのうち、ふと思いついたことがあった。
*

「ぱくだ兄ちゃんにも試してみるシマ」
兄のぱくだの部屋にしのびこんだらくだは、枕元に目覚ましをセットした。
毎晩ビールを飲んで眠るぱくだは、らくだより寝起きが悪かった。
ウィーン! ウィーン!

「ぐぉー」
アラームが鳴って少したつと、ぱくだのヒレが動きだした。
だがいくら探しても、目覚ましは見つからない。
「そんなところ探しても、見つからないシマよ」
「あぁ?」
ぱくだはぼんやり目をあけて、天井を見た。プロペラが飛んでいる。
「ちっ、うるせーな……」
ぱくだは空のビールびんをつかむと、プロペラめがけて投げつけた。
――ガチャッ!!
びんは見事命中し、プロペラは地に落ちた。
「ま、まずいシマ。こわれたシマ! まーちゃんに知られたら…」

「にょ」

「いそめ……! こ、これは事故シマ。わざとじゃないシマ!」
ぱくだを起こしに来たいそめは、ちょうど現場を見てしまった。
――あれは、まーが買った空飛ぶ目覚まし時計だ。
やっと手に入れたと喜んでいたが……どうもこわれているらしい。
「……にょろろ〜〜!(訳:まーちゃん、大変だよ〜!)」

「いそめ! いそめ様! 待って……! 待つシマ!」
いそめは全速力で、まーの部屋へかけ戻った。
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