おもしろグッズ「番外編その1:まーのはじめてのお友だち」〜おさかなの腹ペコ好奇心〜
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その1「まーのはじめてのお友だち」


 登場するのは、「シマ」と「まー」と「いそめ」の3匹です
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――はじめてのお友だちは、スーパーからやってきました。特売品で売られていた、いそめでした。

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 あれはまーのシマが、まだ1本もはえてなかった赤ん坊のころ……

らくだ(シマ) 「まーちゃん、そろそろご飯シマよ! ……まーちゃん?」

まー  「うふふふ……!」

 穴の奥から、かわいらしい笑い声が聞こえてきた。

らくだ 「あぁ、まーちゃん、かわいいシマ。なんてかわいいシマ」

 (でも、ぱくだ兄ちゃんは狩りに出ているし、ぼくとまーちゃんしかいないシマ。……ひとりごとシマか?)

 らくだは不思議に思いながら、弟の待つ穴に入っていった。

らくだ 「さあ、ご飯シマよ〜」

いそめ 「にょ〜ろろ〜、にょろろろ〜〜!」

まー  「もっとおどって、いそめたん」

 穴をくぐって部屋に入ると、信じられない光景があった。
 いそめが、あぁエサが! くるくるとうれしそうにまーの前でおどっている!!

らくだ(シマ) 「おまえ! どうやって逃げ出したシマか!
エサの分際でまーちゃんをかどわかすなんて、いい度胸シマ! さ、来るシマよ」

いそめ 「にょ、にょろ〜〜…!」

まー  「いそめたん! いそめたん!」

らくだ(シマ) 「まーちゃん、よく聞くシマ。いそめはえさシマ。
まーちゃんが毎日食べている赤いのは、今目の前にいるいそめシマ。
ほら、このお皿の中のご飯がそうシマよ」

まー  「ごはんが、いそめたんなの?」

らくだ(シマ) 「小さなまーちゃんが食べやすいように、頭をとって、つぶしているけどな。
元はこれシマ。丸々太って、おいしそうだろ?」

まー  「ふぁ〜…、いそめたん……」

らくだ(シマ) 「わかったら、夕飯にするシマよ。
……ちょうどいい、ぼくの晩飯はこのいそめにするシマ」

いそめ まー 「!!」

らくだ(シマ) 「まーちゃん。シマシマ族はいそめが主食シマ。エサと友だちになるなんて、できないシマ。
いそめはぼくたちに食べられる、ぼくたちは大きい魚に食べられる。
それが弱肉強食、海の掟(おきて)シマ」

 らくだはまーにいい聞かせ、いそめを見た。

らくだ(シマ) 「――いそめ。まーちゃんがわからなくても、お前はよくわかっているはずシマ。
この子はさかなシマ、いそめが食べられなくなったら死んでしまうシマ」

いそめ 「にょ〜……」

いそめはまーの顔を見て……そっと離れた。

まー  「やだ!! 食べないで! やだ!」

らくだ(シマ) 「まーちゃん! 悪い子シマ、いそめを放すシマ!」

まー  「やだ、やだ〜〜! ガブ!!」

 まだ生えそろっていない歯で、まーはらくだのヒレにかみついた。

らくだ(シマ) 「イテテテッ! まーちゃん、なにするシマか! まーちゃん! まーちゃん……!」


 ――そして、数年後。

らくだ(シマ) 「今思えば、まーちゃんがぼくに反抗したのは、あれがはじめてだったシマ……」

いそめ 「にょ〜ろろ〜」

 いそめはお気に入りのクッションでくつろぎ、テレビに夢中になっている。ドラマがもうすぐ最終回らしい。
 3食昼寝つきで、おさかなよりいい暮らしをしているのが憎らしい。

らくだ(シマ) 「はぁ〜…。まーちゃんは大丈夫シマか?
学校では、ちゃんとおさかなの友だちができるシマかね」

 らくだの不安は、はたして的中するのか……?

 ――次回へ続く



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「にょろろん♪」(訳:ひとつ前に戻るよ〜)           「にょろろろ〜〜(訳:さいしょのページに戻るよ〜)」
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